「コロナ落ち着いたら、また会おうね♡」
友人がさっと照れくさそうにマスクを差し出す。
きっと何時間もかかって縫っただろう。
25年前、小児病棟ですぐ友達になった。
障害のある娘にいつも明るく童謡を歌っていて、聴こえていた私もどんなに救われただろう。
あの時も、今もありがとう。
黒石市のピアノ教室
「コロナ落ち着いたら、また会おうね♡」
友人がさっと照れくさそうにマスクを差し出す。
きっと何時間もかかって縫っただろう。
25年前、小児病棟ですぐ友達になった。
障害のある娘にいつも明るく童謡を歌っていて、聴こえていた私もどんなに救われただろう。
あの時も、今もありがとう。
藤崎町へ嫁いだ友人の家に昭和27年〜28年代のピアノがある。
一般家庭の人がピアノを持つ前の時代、実業家の象徴だ。
「見たことのない古いピアノを拝見したい」という友人の調律師と、「いつか譲られたい」と願っている生徒さん(50代・男性)を家に連れて行く。
シューマンの子供の情景「見知らぬ国」を演奏すると、そのピアノは何十年ぶりかにまろやかでアンティークな音を響かた。🎵🎵‥
「ピアノを弾いてくれたお礼に」と友人が焼いたト音記号入りのアップルパイでティータイム。おもてなしのスペシャリストにいつも頭が下がる。
70年前もピアノを囲んで、こんなサロンを楽しんでいただろうな。
目を閉じると、昭和の時間が流れた。
朝、怖いくらい青い空で雲の表情を楽しむ。
気温が上がる前に、猿賀公園の蓮(ハス)の花で涼をとる。
朝食中の蜂さんが、影でポーズをとってくれた。ウケる!
また一年ぶりにおみくじを引いてみた。
人もお金も遣いよう。自然にある物には自ら霊が宿り、人が造った物には人の魂が籠(こも)る。人も物も大切に生かして働かせることが神様の思し召しである。
「もっているものの価値を生かしなさい」ということだろう。
夜レッスンに来ているKさん(50代)に雲の写真を見せると、なぜか同じ画像をKさんも持っていた?あの空を見ていたんだ〜、感動が2倍になった!
歯応えのある、ちょっと酸味も感じられるパンに出会った。
ハーフ(250円)のトーストブロートを買う。
今日はあまり実っていないので、一人分のジャムにした。砂糖少なめで甘酸っぱいジャムを作る。
かじって、またかじって、サクサク・・いい食感!
(マスクを外していいかな‥?)人がいないかを確認することが身についてしまった。心も体も縮こまっている。
藤の花に近づくと、品のいい甘い香りがした。女性らしい花だ。
薄紫色ではない、これが藤(ふじ)色だ!と記憶しておく。
男性らしい樹木、厳しい自然に負けない強さを感じる。ざわ、ざわ・・
目も、耳も、鼻も満足した。
春は、ピアノの見学に小さな子どもとお母さんが訪れる。
レッスン中は入りづらいかもしれないが、私の生徒にもいい経験ができるので、見学はとてもありがたい。
先生:(私の生徒に)お兄さんになったところ見せてね
生徒:ぼくは、東小学校1年生の〇〇です。よろしくお願いします。
見学の親子が帰ったあとで、上手に“あいさつができたこと”をほめる。
子どもは「大きくなりたい」と思うようになる頃から、「できるようになりたい」「役に立ちたい」という気持ちも強くなっていく。
ピアノ教室に楽しく通っているところを感じてくれたらいいな〜
3月
黒石東小学校 卒業式の伴奏
追子野木小学校 〃
北陽小学校 〃
黒石中学校 〃
尾上中学校 〃
8月
礼拝のピアノ伴奏(東奥義塾高校)
10月
黒石中学校 合唱コンクールの伴奏3名
中郷中学校 PTA合唱の伴奏
12月
第23回どれみ教室ピアノドリームコンサート
1. 参加者と来場者の名簿を事前に作成(カメラで検温測定)
2. 集合写真は撮らない
3. 第1部と第2部の客席は入れ替える(2分の1の人数)
4. マスク着用・手指消毒の徹底
5. ピアノ鍵盤は1曲ずつ演奏後に除菌
6. 換気(窓・ドアの開放)
7. 参加の可否は保護者のご意向を尊重
全国的に感染者が増加している状況でできない物事に目がいき、止めようと思いましたが、子どもたちの目標のために発表会前日まで準備を進めていく決心をしました。
あと3日後。できなくなったら別の方法を考えます。
いつもの平穏な黒石市が続いてくれることを願っています。
どれみ教室
第23回「ピアノドリームコンサート」
2020年12月20日:スポカルイン黒石
先生:△△さんはどんな曲が好き?
生徒:・・
先生:弾いてみたい曲ある?
生徒:・・・(少し困っている様子)
何気ない会話で好みをキャッチしたいのだが、言葉が少なめの子もいる。
“こんなこと言ってもいいのかな‥”、自分のことをわかってほしいけれど遠慮してしまうお年頃。私も過敏な子だった。
でもこの準備(思春期)があったからこそ、内面の成長ができたと思う。
家族ではない、学校の先生でもない斜めの関係の大人として、側で生徒に寄り添えるピアノ教師でありたい。
自分のペースで大人になっていけばいいよ。
先生:やりたい曲を探してみてね。いっしょに弾こう!
6月から国際交流協会主催「日本語教育や多文化共生に関すること」の講座を受けているが、楽しみの一つに会場となっている青森市の『海』がある。
黒石市にはないしっとりした空気感、なつかしい潮風の匂い。深呼吸をくり返して体の中にたくさん入れておく。
かなり昔、アスパム近辺に県営住宅が建設されて、この辺りに住んでみたいなと考えたりもした。
海が見える高層団地は、募集人数をはるかに上回る倍率。
もし当選していたら、また違った人生だったかもしれない。(海に近いベンチでの妄想はつきない)