黒石ねぷた

短くて暑い夏

夕方、いつねぶたが家の前を通ってもいいようにじぇんこ(小銭)を用意しておく。

「わらはんど(子どもたち)のねぷたっこ、みでけろ」

「ヤーレヤーレヤ」

掛け声と囃子で次第にピアノの音が消されていく。

生徒と一緒に外へ出て、ねぷたが通り過ぎるまで見送ることにする(笑)

ここ(どれみ教室)で見たねぷたが、忘れられない夏の思い出になりますように。

【 黒石ねぷたの合同運行 】

電線にあたらないように、扇ねぷたの上を折って指揮をとりながら進む。

見せ場は回転している時。

「おりゃー、まわせ~」勇ましく荷台を跳ねる男衆。

綱を引っ張る人も、しゃがんで主役の『わんど(自分たち)のねぷた』を拍手で称え、囃子は【止まれ】を吹き続ける。

気持ちはみんなひとつだ。

2019 黒石ねぷた

小学校低学年のおけいこ②

自分でわかるメロディー譜

「先生!『山のポルカ』って曲、知ってる?学校でやってるの」

 ‥もちろん知っているのですが、弾いてほしくて

「聴けば思い出すかもしれないなぁ~」

「楽譜ないとできない」

「じゃ、作ろっか!!」

「山のポルカ」ピアニカで音を確かめる

「できた!」

メモ書きみたいな楽譜、自分だけがわかる楽譜。

 

「せんせい、『かえるのうた』ってどう弾くの?」

「じゃあ、先生が弾くから書いてくれる?
どれみふぁみれど。指番号は1.2.3.4‥」

音名だけの「かえるのうた」

「できた!」

「かえるくんも歌っているみたいね」ケロケロ

本番慣れの弾き合い会

コンクール本選出場を目指して

明日、ピアノコンクール弘前地区の予選会です。

コンクールを受ける日が決まっているので、いつまでにどこまで到達できるとよいのか計画して、理想の演奏に近づけるように日々練習してきました。

“入選させること”だけが目的でありません。

津軽新報の記事
2019年7月19日:津軽新報

課題曲の弾き合い会は、本番に慣れるための大事な勉強会で、互いに励まし合ったり、よい刺激を受ける日になりました。

いつの間にか小さかった弟ちゃん、妹ちゃんも騒がないでレッスンを見て待てるようになりましたね。協力してくれてありがとう。

本番慣れの弾き合い会
本番慣れの弾き合い会(スポカルイン黒石)

子どもは自主性に任せていても、なかなか上達してくれません。

本番、限界まで努力したくなる面白さを知った生徒さんは、いつのまにか心も強くなっています。

たとえ予選に通過できなくても、「失敗」と思えばそれは失敗で、そのような経験は「成功」への一歩手前と思っています。確実に力がつきましたよ。

コンクールの記念品(先生から)
コンクールの記念品(先生から)

いま一生懸命頑張っている姿、すごく素敵だよ!うるうる(泣)