当たり前がなくなってしまった
黒石市はこの春で閉校する小学校がいくつかある。
どれみ教室では5名が卒業式や送る会でピアノを弾くはずだった。
「桜の下で」「最後のチャイム」「旅立ちの日に」「ふるさと」「さくら」
メロディがとてもきれいなので、私も歌いながらレッスンを楽しんだ。
飛沫感染などの対応で卒業式は簡略になり、合唱はカットになった。
Rさん「…すごくショック」
Yさん「休校になる前にビデオで収録しました。卒業式で流すかも」
Mさん「合唱は歌わないで、退場のBGMとして弾けるそうです」
私「みんな元気なときに1回でも練習できてよかった。けど、伴奏が聴こえるのに歌えないって気持ちもつらいね」
コロナウイルスで、みんなと過ごしてきた時間も絆もなくなることはない。
周りの人の健康のために、今は“できないことを受け入れよう”