短くて暑い夏
夕方、いつねぶたが家の前を通ってもいいようにじぇんこ(小銭)を用意しておく。
「わらはんど(子どもたち)のねぷたっこ、みでけろ」
「ヤーレヤーレヤ」
掛け声と囃子で次第にピアノの音が消されていく。
生徒と一緒に外へ出て、ねぷたが通り過ぎるまで見送ることにする(笑)
ここ(どれみ教室)で見たねぷたが、忘れられない夏の思い出になりますように。
【 黒石ねぷたの合同運行 】
電線にあたらないように、扇ねぷたの上を折って指揮をとりながら進む。
見せ場は回転している時。
「おりゃー、まわせ~」勇ましく荷台を跳ねる男衆。
綱を引っ張る人も、しゃがんで主役の『わんど(自分たち)のねぷた』を拍手で称え、囃子は【止まれ】を吹き続ける。
気持ちはみんなひとつだ。