おおきな、ひまわりさん
「あかいド、れもんのレ、みどりのミ」
はじめに指の番号をえんぴつで書き、音符に小さな色シールを貼る。
「おわりました」と生徒がいうまでは、たとえ間違っていてもすぐに指摘しない。つまずいているところを知りたいから‥

「がんばったね。はなまる!」
ところが簡単に褒められたくないのだ。ちょっと分かる、その気持ち。
子どもの理解力をあなどってはいけない。
黒石市のピアノ教室
「あかいド、れもんのレ、みどりのミ」
はじめに指の番号をえんぴつで書き、音符に小さな色シールを貼る。
「おわりました」と生徒がいうまでは、たとえ間違っていてもすぐに指摘しない。つまずいているところを知りたいから‥
「がんばったね。はなまる!」
ところが簡単に褒められたくないのだ。ちょっと分かる、その気持ち。
子どもの理解力をあなどってはいけない。
「最後に、娘さんのピアノを聴いていきませんか?」
中学3年までピアノを続けてくれた生徒のお母様に、最後のレッスンをみてもらった。
ゆずの「友〜旅立ちの時〜」、最後の和音♩ファソシミ〜の音が鳴ると溜まっていた涙は止まらない。
最後のレッスンは親子で来てもらう。
保育園の頃から10年間、成長を見届けた。反抗期らしき‥も終え、師弟(してい)関係が上手くできるようになって卒業した。
私は小さい頃から人見知りで、ちゃんと返事ができなかったり上手く話せなくてすみませんでした。でもピアノを続けてこれたのは先生のおかげだと思っています。
ピアノが大好きで本当はやめたくないのですが、・・またゆっくり弾ける日がくればいいです
[10年間習った生徒の手紙 2021.9/28]
もうピアノの発表会を見ることもないんだなあと思うと本当に切ない気持ちです。ピアノを習わせて本当に良かったです!
U(姉)もS(妹)もピアノのお陰で自分に自信をもつこともできたんじゃないかと思っていますし、楽しかったんです。私も楽しかったです!!
[11年間習った保護者からのメール 2021.3/28]
新しい生徒さんが入るまでは、この曜日にきみを待ってしまいそう。
ピアノの先生を続けていてよかったなあ。
当教室は、生徒さんの学びを止めないように、ウィルス対策をしっかりとった上でレッスンしております。
しかし感染拡大が憂慮される状況の場合は、心苦しい決断ではありますが、保健所の要請を待たずに生徒たちの健康安全を優先してレッスン休講やオンラインに切り替えていきます。
【自粛についてのガイドライン:令和3年9月20日】
場 合 | レッスンの自粛期間 | |
① | 生徒本人やご家族が陽性者となった | 保健所の指示のとおり |
② | 濃厚接触者に該当し検査する | 陽性者との最終接触日の翌日から2週間 ※抗原検査やPCR検査で陰性の判明を受けても教室の出入りはお控ください。 |
③ | 保育園や学校で学級閉鎖や臨時休校 | 休校期間が解除になるまで 学級閉鎖は該当クラスのみ |
④ | 学校や他の習い事・家族の勤務先等で陽性者が確認された | 陽性者との最終接触日から7日間 |
◆教室が休講となった場合・①②は返金の対象、③④は振替日を設定します。
7月下旬、思いがけないキャンセル分のワクチンを心の準備がないまま3時間後に受けることになる。
「利き腕は?」
「右です」注射針が左腕に近づく
「アルコール負けはしますか?」
「敏感肌です」(あっ、変な答え方しちゃった)たいした時間かせぎもなく、チクッと緊張のまま終えた。
待機イスに座ると、前座席の女性が「汗が止まらない」と監視員に相談している。ニュースで若い人は副反応が強く出ると聞いたけれど、わたしは…
翌日、大丈夫だろうと思っていたが、少々の熱とひどい疲れに怯えた。まだ若いんだ!(後に勘違い!と知るが)
急にレッスンを休むことに申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、生徒の保護者から「大丈夫ですか?お大事にしてください」と優しいお返事。
黒石市は病院が少ない。治療が優先される誰かのために、健康維持しよう。
がまん がまん ここは がまんだ どんな なが雨も いつか やむ
荒了寛:日めくりカレンダーより
「コロナ落ち着いたら、また会おうね♡」
友人がさっと照れくさそうにマスクを差し出す。
きっと何時間もかかって縫っただろう。
25年前、小児病棟ですぐ友達になった。
障害のある娘にいつも明るく童謡を歌っていて、聴こえていた私もどんなに救われただろう。
あの時も、今もありがとう。
藤崎町へ嫁いだ友人の家に昭和27年〜28年代のピアノがある。
一般家庭の人がピアノを持つ前の時代、実業家の象徴だ。
「見たことのない古いピアノを拝見したい」という友人の調律師と、「いつか譲られたい」と願っている生徒さん(50代・男性)を家に連れて行く。
シューマンの子供の情景「見知らぬ国」を演奏すると、そのピアノは何十年ぶりかにまろやかでアンティークな音を響かた。🎵🎵‥
「ピアノを弾いてくれたお礼に」と友人が焼いたト音記号入りのアップルパイでティータイム。おもてなしのスペシャリストにいつも頭が下がる。
70年前もピアノを囲んで、こんなサロンを楽しんでいただろうな。
目を閉じると、昭和の時間が流れた。
朝、怖いくらい青い空で雲の表情を楽しむ。
気温が上がる前に、猿賀公園の蓮(ハス)の花で涼をとる。
朝食中の蜂さんが、影でポーズをとってくれた。ウケる!
また一年ぶりにおみくじを引いてみた。
人もお金も遣いよう。自然にある物には自ら霊が宿り、人が造った物には人の魂が籠(こも)る。人も物も大切に生かして働かせることが神様の思し召しである。
「もっているものの価値を生かしなさい」ということだろう。
夜レッスンに来ているKさん(50代)に雲の写真を見せると、なぜか同じ画像をKさんも持っていた?あの空を見ていたんだ〜、感動が2倍になった!
歯応えのある、ちょっと酸味も感じられるパンに出会った。
ハーフ(250円)のトーストブロートを買う。
今日はあまり実っていないので、一人分のジャムにした。砂糖少なめで甘酸っぱいジャムを作る。
かじって、またかじって、サクサク・・いい食感!
(マスクを外していいかな‥?)人がいないかを確認することが身についてしまった。心も体も縮こまっている。
藤の花に近づくと、品のいい甘い香りがした。女性らしい花だ。
薄紫色ではない、これが藤(ふじ)色だ!と記憶しておく。
男性らしい樹木、厳しい自然に負けない強さを感じる。ざわ、ざわ・・
目も、耳も、鼻も満足した。
春は、ピアノの見学に小さな子どもとお母さんが訪れる。
レッスン中は入りづらいかもしれないが、私の生徒にもいい経験ができるので、見学はとてもありがたい。
先生:(私の生徒に)お兄さんになったところ見せてね
生徒:ぼくは、東小学校1年生の〇〇です。よろしくお願いします。
見学の親子が帰ったあとで、上手に“あいさつができたこと”をほめる。
子どもは「大きくなりたい」と思うようになる頃から、「できるようになりたい」「役に立ちたい」という気持ちも強くなっていく。
ピアノ教室に楽しく通っているところを感じてくれたらいいな〜