高学年のおけいこ①

先生:△△さんはどんな曲が好き?

生徒:・・

先生:弾いてみたい曲ある?

生徒:・・・(少し困っている様子)

何気ない会話で好みをキャッチしたいのだが、言葉が少なめの子もいる。

“こんなこと言ってもいいのかな‥”、自分のことをわかってほしいけれど遠慮してしまうお年頃。私も過敏な子だった。

でもこの準備(思春期)があったからこそ、内面の成長ができたと思う。

家族ではない、学校の先生でもない斜めの関係の大人として、側で生徒に寄り添えるピアノ教師でありたい。

どれみ教室
どれみ教室 / レッスン室

自分のペースで大人になっていけばいいよ。

先生:やりたい曲を探してみてね。いっしょに弾こう!

新しく始めたこと

6月から国際交流協会主催「日本語教育や多文化共生に関すること」の講座を受けているが、楽しみの一つに会場となっている青森市の『海』がある。

黒石市にはないしっとりした空気感、なつかしい潮風の匂い。深呼吸をくり返して体の中にたくさん入れておく。

青森市のベイサイド

かなり昔、アスパム近辺に県営住宅が建設されて、この辺りに住んでみたいなと考えたりもした。

海が見える高層団地は、募集人数をはるかに上回る倍率。

もし当選していたら、また違った人生だったかもしれない。(海に近いベンチでの妄想はつきない)

蓮の花

平川市の猿賀公園

“おやゆび姫さん〜、どこですか?”

カエルくんといっしょに大きな蕾のどこかにいるはず。

平川市|蓮(ハス)の花
花ことば「清らかな心」「神聖」

おみくじを引いてみたくなった。

「お願いごとはありませんが、導きのメッセージをください」

「損して得とれ」

できる範囲で他人のために骨折りをいとわず行え。大きな器量で動け。

はい!

タンポポの季節です

黄色い草花たちが春を知らせてくれる

雪がなくなったら「どこでも咲いてみせるぞ!」と言わんばかりに野山や道端に咲くタンポポ。

ポン、ポン集まって咲くからタンポポなのかな?

タンポポの花畑:岩木山

この小さな草花たちは、みんな「春の色」

歩道に咲く菜の花

公園に行かなくても、ありのまま自然を感じれるこの場所が好きだ。

畑にあるラッパ水仙を花瓶へ

小学校低学年のおけいこ③

リズム感をつける

メトードローズ下巻、はじめの曲に『バラ色のメヌエット』がある。

3拍子の拍をしっかり身につけさせて、その上にメロディがのることを学ぶ。

3拍子のレッスン:上(お顔)は右手、⚫️左手

楽譜に入る前に、カスタネットでリズムを繰り返して鳴らす。

先生:左手のメロディをゆっくりピアノで弾いてみよう。

生徒:ドミソ・シファソ・シレソ・・

先生:階名も言いながらできたね。すごいね♡

先生:次、右手はカスタネットで、左手はピアノできる?

生徒:右は・・ ♫タタ♩タン♩タン

3拍子の伴奏を弾きながら、右手でリズム打ち

生徒:むずかしいけど面白い!両手で弾けるかも・:*+.\(°ω°)/.:+

卒業式に歌えない?!

当たり前がなくなってしまった

黒石市はこの春で閉校する小学校がいくつかある。

どれみ教室では5名が卒業式や送る会でピアノを弾くはずだった。
「桜の下で」「最後のチャイム」「旅立ちの日に」「ふるさと」「さくら」

メロディがとてもきれいなので、私も歌いながらレッスンを楽しんだ。

マスクをしながらレッスン

飛沫感染などの対応で卒業式は簡略になり、合唱はカットになった。

Rさん「…すごくショック」

Yさん「休校になる前にビデオで収録しました。卒業式で流すかも」

Mさん「合唱は歌わないで、退場のBGMとして弾けるそうです」

私「みんな元気なときに1回でも練習できてよかった。けど、伴奏が聴こえるのに歌えないって気持ちもつらいね」

コロナウイルスで、みんなと過ごしてきた時間も絆もなくなることはない。

周りの人の健康のために、今は“できないことを受け入れよう

 

ダリアの花

お花でちょっぴりゴージャスな気分

目を楽しませてくれる、赤いダリア

「○○ちゃんのお顔よりも大きいこのお花、なーんだ?」

「見たことあるけど・・わからない」

「ダリアっていうお名前。花びらがきっちり重なっていて、きれいだね」

「花火みたい!」(わたしもダリアが炎にみえた‥)

2020年の津軽は暖冬

「雪は降って当たり前」でいい

朝晩の冷え込みはあるが、青森で雪のないお正月は「あるはず」のものがなく、冬のような感じがしなくて少し寂しい。

一年前に亡くなった愛犬は、雪をみるとテンションが上がり「もっと遊ぼうよ!」と誘ってきて、みているでけで嬉しかったな。

ピアノひけるようにがんばりたい
ピアノひけるようにがんばりたい(小2)

微笑ましい年賀状を一枚一枚眺めて、みんなの決意に気を引き締めている。

「大学受験が終わったらまたレッスンお願いします」
小1からピアノを習いにきているHちゃんは18歳。レッスンの終わりに『今日のレッスン内容』を忘れず連絡帳に記入するしっかりした子だ。

日記でいえば12年分の練習してきた曲すべて書かれている。現在も楽しみながら通ってくれる。

2019年の活動

2月
中郷こども園訪問演奏

3月
黒石東小学校 卒業式の伴奏2名
黒石中学校    〃

7月
ピアノコンクール参加者のためのセミナー(スポカルイン黒石)
青森県こどもピアノコンクール地区予選7名

10月
青森県こどもピアノコンクール本選2名
黒石中学校 合唱コンクールの伴奏5名
中郷中学校 PTA合唱の伴奏

11月
尾上中学校 合唱コンクールの伴奏1名

12月
第22回どれみ教室ピアノドリームコンサート

piano-concert.2019

この日をとっても楽しみにしていた

学年を重ねていくうちに、この経験を通して自主的に動く生徒が育ってきた。

「先生が助かるな〜と思うことを自分で考えて、自由にやっていいからね」

スタッフで動き回る中学生

①受付で元気な挨拶をしてパンフレットを渡す係

②出演者順に待機させて、演奏後に花と記念品を渡す係

③パワーポイントで作成し、プロジェクターでスクリーンに投影する係

④演奏する楽譜を渡したり、エレクトーンのディスプレイ表示をする係

指示を細かく伝えなくても進行が進んでいく。

見守っているつもりだったが、いつのまにか頼れる最高のスタッフだ。

はぁはぁ息を切らしながら「先生、今着きました!」と、全県テスト終了後に急いで駆けつけてくれた中学3年生たち。

ピアノは個人が学ぶものだが、発表会では『みんなのために頑張る』チームができる。こんな素晴らしい生徒に誇りと感謝の気持ちでいっぱいだ。