お墓までの道のり
車が1台しか通れないカーブのついた坂道を行く。

見晴らしのいいりんご畑の向こうに『黒石市の山』である黒森山が小さく見える。

山道は幻だったかのようにまた平地に戻り、ここまで来れば道に迷わない。
九月の風が岩木山の方向、西から吹いてきた。
少しでもまだ夏を感じたくて潮の匂いがするか深呼吸してみるが、やはり草と田んぼの匂いだけだった。

いつか私も入るだろうお墓の前から、リーンリーンと澄んだ鈴虫の音色だけが聞こえる。
暑すぎてもう来ないと思っていた“秋”が始まったようだ。


黒石市のピアノ教室
車が1台しか通れないカーブのついた坂道を行く。

見晴らしのいいりんご畑の向こうに『黒石市の山』である黒森山が小さく見える。

山道は幻だったかのようにまた平地に戻り、ここまで来れば道に迷わない。
九月の風が岩木山の方向、西から吹いてきた。
少しでもまだ夏を感じたくて潮の匂いがするか深呼吸してみるが、やはり草と田んぼの匂いだけだった。

いつか私も入るだろうお墓の前から、リーンリーンと澄んだ鈴虫の音色だけが聞こえる。
暑すぎてもう来ないと思っていた“秋”が始まったようだ。

ようやく青森県平川市にある「ユイットデュボワ八幡崎店」を見つけました!

「やわじゃきにハンバーガーのお店できたよ」と教えてもらったものの、その地名がどこなのか分かりませんでした。
“八幡崎(やわたざき)”を地元の人いわく、愛着もって「やわじゃき」と言うそうです。
はじめてのお店ではあれにしようか、これにしようか、サイズ大きかったらどうしよう‥と楽しい悩みがいっぱい。


涼しい藍の器にハンバーガーがのっています。おっしゃれ~!!
次は月替わりバーガーを試してみようかな。
夕暮れ、黒石に来ていた白鳥が北へ向かって飛んでいました。
長かった津軽の冬、これで“平成の時代が終わる”と思うとなんだか寂しさが2倍増します。まだ季節が移ってほしくない気が‥。
「また来年も子どもたちをいっぱい連れてきてね~」

津軽富士見湖(廻堰大溜池:まわりぜきおおためいけ)の木造の橋を渡ると、丹頂鶴自然公園(たんちょうづるしぜんこうえん)があり、鶴がいます。
聴きました!その泣き声は金管楽器のように大きく響きます。
鶴といえば「長寿と永遠の愛」を表し、中国では、死者の魂を天国に届ける鳥と言われています。


鶴田町には恋伝説があり、清水城の城主と恋仲にあった白神姫が、この池に投身して命を絶ち、その後竜神となったという悲恋話です。
湖深く姿を消していった乙女「白神姫」の涙をみたような気がしました。



3日、オリヴィエ・ガルドゥのチェンバロコンサートへ行ってきました。
楽器の形はピアノに似ていますが、強弱、音質や音量はなく、演奏することはとても難しいと思いました。鍵盤も白黒反対ですし‥
ちょっと聴きなれない生の音色に身構えていた私ですが、スヴェーリンク作曲の「ライムグリーンの下で」という曲が流れたあたりから、なんだかその時代(15世紀)に足を踏み込んだような解放感に包まれました。
ラストでは超名曲、パッヘルベル作曲の「カノン」を聴いたときは、自分でもわからない涙が溢れ、この曲にはこの楽器(チェンバロ)がやっぱりふさわしいと感じました。
クラシック音楽は楽譜通りに弾かなければいけないと思われがちですが、バロック時代の頃までは奏者のアドリブがかなりあったそうです。
ルネサンス音楽が、現代を生きるオリヴィエのアドリブで、ジャズのようにも聴こえ、革新的でした。
