さいごまで、ゆっくりがんばった!
うちのワンちゃんは、パグシー(パグ&シーズのミックス犬)で、ピアノの音が大好きでした。
その声は毎日少しずつ弱くなり、小さくなりました。
練習中に“バッハ:インヴェンション1番”で曲の山(2声の重なり合うフレーズ) に差しかかると、堪えきれずに「うぉーん、うぉーん」と喉から声がもれ、それを見るのが面白くて、昔息子がピアノを楽しく弾いていたことを思い出します。
昨日、温かい陽気に包まれた小屋で、静かに寿命(17年間)を迎えました。
鳴き声が聞こえたらすぐ駆けつけること数ヶ月、私たち家族は神経を耳に集中して過ごしました。
何も食べない日が3日続き、このまま亡くなるのかなと思っていたのですが、昨日いつもの朝に見たこともない大量の尿を出して、すっきりした顔で餌を3口も食べました。
“おいしいよ~、うれしいよ~”
生きているマックを見た最後の表情でした。
今日、約1時間半の火葬の間に住んでいた場所を掃除しています。
自分の見ているものの空間が変わると、何かこわされたような変な感じが‥。
あさってはピアノ発表会。
終わってから「別れ」をゆっくり受け止めようと思う。