みんなを好きに

郷土を愛する守りが、いつしか大きな戦争になっていった。

子供やお年寄り、病気の人にも銃を向け、学校も病院にも大砲が飛んできた。

戦争はする意味があるのだろうか。

金子みすゞの詩「みんなを好きに」 

私は好きになりたいな、何でもかんでもみいんな。

私は好きになりたいな、誰でもかれでもみいんな。

世界のものはみィんな、神さまがおつくりになったもの。

花や虫たち、私も、いのちはみんな限りがある。

カーキ色になった街が、早く平和な色になりますように祈っている。