好きだな、やさしい色
ふちがピンク、花びらは和紙のような薔薇。

黒石市のピアノ教室
ふちがピンク、花びらは和紙のような薔薇。
青森県のコロナ感染者発表“ゼロ”が10日間連続した幸運なタイミングに、第24回発表会を無事終えることができた。
企画から3ヶ月、毎日やることリストを作っては、プログラムや印刷、アナウンス原稿、映像など、準備を一つひとつ片づけていった。
当日、会場のセッテイングは保護者が積極的に動いてくれるおかげで、私は生徒のことだけ考え、目をそらさず見守ることができた。
いつもより力を発揮した子、出演前カチンコチンに緊張していた子も、みんな演奏を終えると、さっぱりしてほっとした笑顔になる。
「うちの子、あんな音を出して弾けるようになったんだ・・」
普段、近すぎて気づけなかった我が子。しっかり成長している。
雪が子どもたちの奏でるピアノや歌に合わせて舞っている今日この頃、発表会も近づいてきました。下記の通り開催いたします。
日時‥12月26日(日)13時〜16時半
会場‥スポカルイン黒石(大会議室)
黒石市から45キロ、西は日本海
黒石市から45キロ、東南は十和田湖
木の影が水面に浮かんで、葉っぱに見えるけど「石」です。
いつ来ても、何十年経っても変わらない乙女の像。
だから昔を思い出しに、ここへ来たくなるのかな‥
「あかいド、れもんのレ、みどりのミ」
はじめに指の番号をえんぴつで書き、音符に小さな色シールを貼る。
「おわりました」と生徒がいうまでは、たとえ間違っていてもすぐに指摘しない。つまずいているところを知りたいから‥
「がんばったね。はなまる!」
ところが簡単に褒められたくないのだ。ちょっと分かる、その気持ち。
子どもの理解力をあなどってはいけない。
「最後に、娘さんのピアノを聴いていきませんか?」
中学3年までピアノを続けてくれた生徒のお母様に、最後のレッスンをみてもらった。
ゆずの「友〜旅立ちの時〜」、最後の和音♩ファソシミ〜の音が鳴ると溜まっていた涙は止まらない。
最後のレッスンは親子で来てもらう。
保育園の頃から10年間、成長を見届けた。反抗期らしき‥も終え、師弟(してい)関係が上手くできるようになって卒業した。
私は小さい頃から人見知りで、ちゃんと返事ができなかったり上手く話せなくてすみませんでした。でもピアノを続けてこれたのは先生のおかげだと思っています。
ピアノが大好きで本当はやめたくないのですが、・・またゆっくり弾ける日がくればいいです
[10年間習った生徒の手紙 2021.9/28]
もうピアノの発表会を見ることもないんだなあと思うと本当に切ない気持ちです。ピアノを習わせて本当に良かったです!
U(姉)もS(妹)もピアノのお陰で自分に自信をもつこともできたんじゃないかと思っていますし、楽しかったんです。私も楽しかったです!!
[11年間習った保護者からのメール 2021.3/28]
新しい生徒さんが入るまでは、この曜日にきみを待ってしまいそう。
ピアノの先生を続けていてよかったなあ。
当教室は、生徒さんの学びを止めないように、ウィルス対策をしっかりとった上でレッスンしております。
しかし感染拡大が憂慮される状況の場合は、心苦しい決断ではありますが、保健所の要請を待たずに生徒たちの健康安全を優先してレッスン休講やオンラインに切り替えていきます。
【自粛についてのガイドライン:令和3年9月20日】
場 合 | レッスンの自粛期間 | |
① | 生徒本人やご家族が陽性者となった | 保健所の指示のとおり |
② | 濃厚接触者に該当し検査する | 陽性者との最終接触日の翌日から2週間 ※抗原検査やPCR検査で陰性の判明を受けても教室の出入りはお控ください。 |
③ | 保育園や学校で学級閉鎖や臨時休校 | 休校期間が解除になるまで 学級閉鎖は該当クラスのみ |
④ | 学校や他の習い事・家族の勤務先等で陽性者が確認された | 陽性者との最終接触日から7日間 |
◆教室が休講となった場合・①②は返金の対象、③④は振替日を設定します。
7月下旬、思いがけないキャンセル分のワクチンを心の準備がないまま3時間後に受けることになる。
「利き腕は?」
「右です」注射針が左腕に近づく
「アルコール負けはしますか?」
「敏感肌です」(あっ、変な答え方しちゃった)たいした時間かせぎもなく、チクッと緊張のまま終えた。
待機イスに座ると、前座席の女性が「汗が止まらない」と監視員に相談している。ニュースで若い人は副反応が強く出ると聞いたけれど、わたしは…
翌日、大丈夫だろうと思っていたが、少々の熱とひどい疲れに怯えた。まだ若いんだ!(後に勘違い!と知るが)
急にレッスンを休むことに申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、生徒の保護者から「大丈夫ですか?お大事にしてください」と優しいお返事。
黒石市は病院が少ない。治療が優先される誰かのために、健康維持しよう。
がまん がまん ここは がまんだ どんな なが雨も いつか やむ
荒了寛:日めくりカレンダーより
「コロナ落ち着いたら、また会おうね♡」
友人がさっと照れくさそうにマスクを差し出す。
きっと何時間もかかって縫っただろう。
25年前、小児病棟ですぐ友達になった。
障害のある娘にいつも明るく童謡を歌っていて、聴こえていた私もどんなに救われただろう。
あの時も、今もありがとう。
藤崎町へ嫁いだ友人の家に昭和27年〜28年代のピアノがある。
一般家庭の人がピアノを持つ前の時代、実業家の象徴だ。
「見たことのない古いピアノを拝見したい」という友人の調律師と、「いつか譲られたい」と願っている生徒さん(50代・男性)を家に連れて行く。
シューマンの子供の情景「見知らぬ国」を演奏すると、そのピアノは何十年ぶりかにまろやかでアンティークな音を響かた。🎵🎵‥
「ピアノを弾いてくれたお礼に」と友人が焼いたト音記号入りのアップルパイでティータイム。おもてなしのスペシャリストにいつも頭が下がる。
70年前もピアノを囲んで、こんなサロンを楽しんでいただろうな。
目を閉じると、昭和の時間が流れた。