会議室をピアノホールへ

12/23(日)発表会を終えて

楽器(ピアノ)はもちろん、ホールも毎年使いこなしていくうちに演奏者とお客さまが馴染んでいくような気がしました。
会議室ということで座席が固定せず準備はかかりますが、発想を変えれば目的に合わせたレイアウトができ、しかもここにはプロジェクターがあるので、スクリーンで映像を出して出演者や曲をパワーポイントで紹介できます。

この日は晴天に恵まれたので、あまり照明に頼らなくても窓から差し込む自然の光を入れてリラックスしながら演奏が聴け、空が薄暗くなってくる頃には、降る雪を眺めながらピアノの音色を楽しむことができました。

こうして年々発表会を重ねるごとに、ここは「人を育てる場所」なんだなぁと感じるようになりました。
教室生のご父兄がセッティングし、進行係りの仕事を生徒たちが引き継いでいく‥
その姿に今年も幸福感いっぱいでした。ありがとうございました。

マック(愛犬)ありがとう

さいごまで、ゆっくりがんばった!

うちのワンちゃんは、パグシー(パグ&シーズのミックス犬)で、ピアノの音が大好きでした。

その声は毎日少しずつ弱くなり、小さくなりました。

練習中に“バッハ:インヴェンション1番”で曲の山(2声の重なり合うフレーズ) に差しかかると、堪えきれずに「うぉーん、うぉーん」と喉から声がもれ、それを見るのが面白くて、昔息子がピアノを楽しく弾いていたことを思い出します。

昨日、温かい陽気に包まれた小屋で、静かに寿命(17年間)を迎えました。

鳴き声が聞こえたらすぐ駆けつけること数ヶ月、私たち家族は神経を耳に集中して過ごしました。

何も食べない日が3日続き、このまま亡くなるのかなと思っていたのですが、昨日いつもの朝に見たこともない大量の尿を出して、すっきりした顔で餌を3口も食べました。

“おいしいよ~、うれしいよ~”
生きているマックを見た最後の表情でした。

今日、約1時間半の火葬の間に住んでいた場所を掃除しています。
自分の見ているものの空間が変わると、何かこわされたような変な感じが‥。

あさってはピアノ発表会。

終わってから「別れ」をゆっくり受け止めようと思う。

2018年 発表会プログラム

第21回 ピアノドリームコンサート

【オープニング Jazz Piano】
I’ll Remember April (ジーン・デ・ポール)

【2018ピアノコンクール課題曲】
アビニョンの橋の上で(フランス民謡)
象の赤ちゃん(ラーニング・トウ・プレイ2
かわいい舞曲(グルリット)
ソナチネop.36-3 第3楽章(クレメンティ)
風の即興曲(中田喜直)
ルーマニア民族舞曲Ⅰ.Ⅵ(バルトーク)

【クラシック】
カノン(パッへルベル)
びっくりシンフォニー(ハイドン)
おもちゃの交響曲(モーツァルト)
エリーゼのために(ベートーヴェン)
トルコマーチ(モーツァルト)
ピアノソナタ8番「悲愴」(ベートーヴェン)
愛の夢(リスト)
ロンド(リヒナー)
ワルツ イ短調(ショパン)
小さな子守歌(シューマン)
セレナーデ(シューベルト)
花の歌(ランゲ)
夜想曲op.9-2(ショパン)
ハバネラ/間奏曲(ビゼー)
ワルツ/おとぎばなし(マイカパル)
元気なおどりと静かなおどり(中田喜直)
プチ・二グロ(ドビュッシー)
ワルツ・エチュード(ギロック)
グラドゥス・アド・パルナッスム博士(ドビュッシー)

【賛助出演】
バイオリン:G線上のアリア
サックス:Rain after hollyhock

【童謡・歌唱】
こいぬのビンゴ
チューリップ
うみ
お正月

【洋楽ポピュラー】
わたしのビーニーくまちゃん/よちよちペンギン(キャサリン・ロリン)
ヘンデルとグレーテル(フンパーディンク)
いなかのおどり(フンテン)
エンターテイナー(ジョプリン)
おしゃれキャット(キャロリン・ミラー)
ラプソディ(エクスタイン)
トップ・オブ・ザ・ワールド(カーペンターズ)

【J-POP/映画音楽】
世界がひとつになるまで(馬飼野康ニ)
海の見える街(久石譲)
Wherever you are(ONE OK ROCK)
鉄道員(坂本龍一)
空も飛べるはず(スピッツ)
Summer(久石譲)

【合唱曲より】
君をのせて(久石譲)
キセキ(GReeeeN)
ひかりの空へ(丹生ナオミ晃)
夢の世界を(橋本祥路)
「時の女神から」あなたへ(筒井雅子)
きみにとどけよう(高橋浩美)
心の瞳(三木たかし)
明日への手紙(手嶌葵)


もうすぐ発表会

第21回 ピアノドリームコンサート

日程:2018年12月23日(
     13:30開演~17:00終了予定

場所:スポカルイン黒石 

発表する曲を決めるときは、1ランク難易度をあげてチャレンジしてほしい!という願いから、“今、生徒のやる気スイッチが入っているな”と思った時に楽譜を渡しています。
タイミングって以外と大事です。

・民族的な響きを味わえる曲

・美しい旋律で少しオトナ気分になれる曲

・リズムに特徴がありオモシロイ曲

・ピアノコンクール課題曲/合唱コンクールで伴奏した曲

いつでもどこでも癖となってしまったわたしの“選曲探し”

ふと聴いたラジオ、CM、歯医者さんでかかっていた癒しBGM‥。ヒントになるものを日頃からノートに書き溜めておきます。

地元でも、学生や若手演奏家が音楽分野で文化的活動ができる環境づくりを増やしてあげたいです。

環境が味方してくれることで音楽も加速し、可能性が開くと思うのです。

皆さま、お気軽においで下さい\(^o^)/
そして、子どもたちの頑張りに温かい拍手をよろしくお願いします。

「みにきてね~♪」

 

 

教会挙式のしごと

オルガン独特のタッチ

エレクトーンのような軽さでなく、ピアノのように重くなく‥そんな独特なタッチを習得しないと、楽譜は読めても鳴らすことが難しい楽器です。

古い足踏みオルガンではありますが、このリードオルガンで讃美歌を奏でると、なんとも切ない響きで心にしみます。

<入場>
新婦はお父さんと一歩一歩かみしめながら歩き、新郎へ向かいます。ここでワーグナー「婚礼の合唱」♫

<讃美歌>
いつくしみ深き(312番)♫

<結婚の誓約>
「はい、約束します」お決まりのセリフではありますが、一番憧れのシーンを間近で見れます。そして指輪の交換と誓いのキス。ここで讃美歌167番「我をも救いし」♫

<後奏>
「神様の祝福があれ!」と牧師さんが宣言し、アーメン唱♫

<退場>
人生の中で一番ステキな笑顔で、家族、友人、知人に見送られます。わたしが見たほとんどのカップルは、緊張がほぐれてうるうる(嬉し涙)しています。ここでメンデルスゾーンの結婚行進曲♫

教会は結婚式を挙げる場所だけではなく、礼拝をする場所なので(神社やお寺と同じ)、チャペルとは違ったキリスト教式の厳かな雰囲気があります。

 

年中・年長さん向けのおけいこ②

イメージが物語をつくる

教則本ラーニング・トウ・プレイ②に「象の赤ちゃん」という曲があります。

ゾウは動物園でしか見れませんので、教える側にとってもなかなか難しいお題ですが、そこが外国の本の魅力を感じるところです。

「ゾウさん、どうやって歩くんだろうね~」
‥ゆっくりだよ。パオーンって鳴くんだって。
「楽譜のどこで?」
‥ここだよ(指さししながら教えてくれた)

「お鼻が長くて、お耳も大きいよね~」
‥うん、おかあさんも一緒にいるよ。
「そうか、赤ちゃんだ・も・ん・ね」(スゴイ!)

テレビやビデオが人気の現代であっても、目に見えないものを想像していく楽しさが、子どもに大切だと感じます。

いつか大人になってもピアノの本を開くたびに、昔、お気に入りだったことやその印象が残っていればいいな。


「ゾウ」といえば、30年前までは高級ピアノの白鍵に象牙(ぞうげ)が使われていたことをふと思い出しました。

ピアノという楽器の歴史に「象」が関わっていたことを、わたしたちは忘れてはならないですね。

市民ぐるみの合唱コンクール

明日があるさ

雨天で順延運動会、半日短くなったけど
むかでリレー、全員リレー、完全燃焼さ ♪

三年続けた部活動、練習に励んだ部室には
がんばったねと差し込む夕日、きみへの金メダル
明日がある、明日がある、明日があるさ ♪

今年もN中学校の合唱コンクールに向けて、PTAチームが歌詞を作りました。

「YMCA」「明日への手紙」「明日がある」を演奏しましたが、全校生徒が手拍子などで盛り上げてくれ、またオリジナル曲が心に響いた?のか、泣いていた学生を見たメンバーがステージの上で涙ぐまれていて、私ももらい泣きをしました。

指揮者さんと共にピアノでお手伝いさせて頂き、はや12年目の歩みになりますが、生徒たちもサプライズを楽しみにしてくれていたようで嬉しかったです。

懇親会では「YMCA」の大合唱と踊りで再び最高潮へ!練習の日々から解放されて、久しぶり~に楽しく酔いましたヽ(^o^)

教室の生徒5名が弾いた曲は、「時の女神から~あなたへ」「夢の世界を」「心の瞳」「きみにとどけよう」でした。

青森の秋の恵み“りんご”収穫で忙しい中でも(市内で開催していないのに)、会場はたくさんの人が聴きに行き、座る席はなく立つ場所もないほどでした。

子どもの、孫の成長に感動して元気をたくさんもらったと思います。

とくに私は中学生の合唱が好きです。
“心の場所を探していた” 昔の自分を重ねて感じるのです。

やはり『歌』は、いいものです!!

年中・年長さん向けのおけいこ①

教則本は「うたとピアノの絵本」

楽譜の音域に合わせると真ん中が「ド」で、そこにおへそがくるように座ってもらいます。

右手はド・レ・ミにおいて、左手をド・シ・ラの位置におきます。

この教本のよいところは、字が大きくて見やすいことや、ト音・ヘ音記号を導入から取り入れていけるので、小さいお子さまでも自然にヘ音記号が読めることです。

自分で指の番号を書いてシールをはったら、次に伴奏に合わせて歌ったり、リズムを打ったりします。

指導のとき大事にしているのは「ちょっとだけ、手ごたえを感じて帰る!」ことです。

メロディーを口ずさみたくなるころには、もう弾けています。

財産をカラダに残す

ピアノコンクールが中止

10/7青森県に台風が接近するということで、3日後に控えていたピアノコンクールが中止になりました。残念で悔しさを受け止めきれずにいます。

予選を通り、本選では舞台へ立てることをとっても楽しみにしていました。遊びたい時もあったでしょう、部活で疲れてピアノに集中できないときも気持ちを抑えて、今日まで精一杯努力してきました。

中・高A課題曲:バルトーク作曲「ルーマニア民族舞曲」。小柄なあなたからは想像できない情熱的な速攻の演奏をみんなに聴かせたかったです。

小B課題曲:中田喜直作曲「風の即興曲」。演奏技法「グリッサンド」が滑らかに弾けたね、すごいことです。

「その財産はカラダに残っています」自信をもってください。そしてご家族がピアノを習わせてくれた(弾ける)環境をつくってくれたことに感謝の気持ち忘れないで、また来年いっしょに頑張りましょう。

今年は12/23に、ピアノ発表会を予定しています。
ホールでない会議室のピアノですが、聴いてくださる皆さまがあたたかい気持ちになれるようなステージを作りたいと思っております。

PTA合唱団

あと3週間で本番

市内N中学校のPTAコーラスは、毎年生徒の合唱コンクールに合わせて団員を募り、当日まで4、5回練習日を設けて本番に臨みます。

審査発表の間に3曲歌いますが、短期間(3週間)で譜読みするため、この期間は「わたしが本気で音楽を楽しむ」大切な時間です。

ちょうど生徒達もピアノコンクールや合唱コンクールが重なり、教室のピアノはたくさんみんなに弾いてもらえて喜んでいるかもしれません。

「今年も先生のピアノ伴奏で歌うの、楽しみです」「引き受けてくれてありがとう、お願いします」とお言葉をかけていただき、とても嬉しかったです。

年を老いてきた今は『わたしにできることの1つにピアノがある』と感じるようになりました。

熱心な人から学ぶことは多く、わたしも共通の目標に向かって練習を頑張ります。